ステンレスは錆びない?
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ステンレス=錆びない。
このイメージが一般の方には強いのではないでしょうか?
しかし金属を扱う従事者では「ステンレスでも錆びる」と言うのが常識だと思います。
じゃあ何故一般の方には「ステンレス=錆びない」が定着しているのでしょうか?
ステンレスは色々種類が在ります。
ステンレスとは主成分が鉄(Fe)それにクロム(Cr)やニッケル(Ni)等を含む合金です。
(以前、ステンレスメッキと言うのを耳にしたことがありますが、、、苦笑)
それ以外にも多種多様な元素を組み合わせて添付しています。
その添付した元素の組み合わせの数だけステンレスの種類が在ると言われています。
その中で一般的に使用され目に付くのはSUS304と言う規格です。
このステンレスは強さや硬さ靱性などは求められないものの耐食性&溶接性&加工性が非
常に良いです。
それ故に用途が大変広いです。
このSUS304ですが、通常の環境下いわゆる日常生活では十分すぎる位の耐食性です。
高温&海水&薬品等に近づくことが無ければ発錆は目にしにくいでしょう。
(経年による目に見えない穿孔の発錆は在り得ます)
おまけに日常生活でSUS304でも発錆しそうな場面ではSUS304以上に耐食性の高いステン
レスが使われる場合も在ります。
皆さんが日常生活で目にするステンレスは錆びにくい環境下なのに耐食性の高いステンレ
スが結果的に使用されている訳です。
ステンレス=錆びない。
定着しても仕方ないと思います。