釣針に使うステンレス、マルテンサイト系
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釣針に使うステンレスの種類。のことを書いてます、第二弾。
弊社のステンレス製釣針の本体はこれから書くマルテンサイト系です。
マルテンサイト系の場合。
他のステンレスに比べて耐食性が落ちます。
オーステナイト系がクロム&ニッケルが含まれているのに対してニッケルが含まれていません。
それと引き換えに熱処理で硬度&靭性を持たせる為の炭素が含まれているからです。
弊社ではこの性質をカバーする為に一本づつ全てに電解研磨処理をしております。
それでも錆びにくいだけなので手入れ推奨しています。
弊社で購入実績が確認出来る方に限り、
再度、電解研磨で表面処理するか価格と共に検討中です。
硬度が高い=加工が難しい
前述の理由で炭素が含まれているので致し方無し😑
仕入れ先曰く刃こぼれしにくく錆びにくいので刃物に使われることが多いとのこと。
弊社の技術起源は刀鍛冶なのを思えば少し感慨深いかも?
熱処理が出来る。
これにより高炭素鋼と同等の硬度と靭性を持たせることが出来ます。
「しなる強度」を持たせることが弊社釣針の最大の特徴ですので。



